サニタリ配管に求められるのは、突き詰めると分解して洗えること、そして死角がないことです。3ピースのボディは通しボルトを緩めれば中央部を抜き取れるので、ボールとシートをそのまま取り出して洗浄・交換できます。トライクランプ端なら、バルブ本体も工具なしで配管から外せます。あまり分解しない区間であれば、突合せ溶接端をご指定いただくこともできます。
この二つが揃うことで、定期的に分解洗浄する運用(COP)に乗せられます。ねじ込み端や溶接端のバルブではこうはいきません。前者は脱着でねじが傷み、死角も残ります。後者はそもそも外せません。
端部は二通りです。トライクランプと突合せ溶接。トライクランプはクランプとガスケットで押さえるので素手で脱着でき、シール部は平面どうしでねじの隙間がありません。頻繁に分解洗浄する区間に向きます。突合せ溶接は配管に直接溶接するため、ガスケットの隙間すらなく衛生面では最も有利ですが、外せなくなります。
判断はそのままよく洗うならトライクランプ、隙間を最小にしてあまり動かさないなら突合せ溶接です。実務では同じラインで混在させることが多く、点検が必要な節点はトライクランプ、それ以外は溶接にします。トライクランプをご指定の際は、口径に対応するフェルールの規格とガスケット材質をご確認ください。規格(ISO と ASME BPE など)によってフェルール寸法は完全には一致しません。突合せ溶接をご指定の際は、配管の外径と肉厚をお知らせください。
ボディ、ボール、ステムは AISI 316 ステンレスです。ボールは精密加工のうえ研磨しています。シートは PTFE または RPTFE です。
ボール表面の粗さは、残留と洗浄の効き、そしてシートの寿命に直結します。プロセスで表面粗さ(Ra)の規定がある場合は、お引き合いの際にお知らせください。加工範囲に収まるかを確認します。
サニタリ仕様のボールバルブは、一般のステンレスボールバルブと何が違いますか。主な違いは端部の形式と、分解して洗えるかどうかです。サニタリ仕様の端部はトライクランプか突合せ溶接で、シール面が平らでねじの隙間がありません。一般のボールバルブは NPT ねじ端が多く、ねじ部に内容物が残ります。トライクランプは素手で脱着でき、突合せ溶接はガスケットの隙間すらない代わりに外せません。このシリーズは3ピースなので、中央部を抜いてボールとシートを洗えます。
サイズ範囲と圧力定格を教えてください。サイズは 1/2〜4インチ、レデューストボア、1000 WOG です。圧力定格はサイズと構成で変わり、口径が大きいほど低くなるのが通例です。実際の使用条件とサイズをお知らせいただければ、対応する定格をご確認します。
ボール表面は研磨されていますか。粗さを指定できますか。ボールは精密加工のうえ研磨しています。プロセスで表面粗さ(Ra)の規定がある場合は、数値をお知らせください。加工範囲に収まるかを確認してからお見積りします。
電動や空気圧の駆動部は付けられますか。標準品は 304 ステンレスのレバーに樹脂グリップです。駆動形は特注の範囲になりますので、駆動方式、必要トルク、取付インターフェースの規格をお知らせください。まず可否を確認します。
OEM と特注について このページは標準品の仕様です。サニタリ配管の要求(フェルール規格、ガスケット材質、表面粗さ)は業界やお客様によって異なりますので、図面と使用条件をお送りください。詳しくはステンレスボールバルブの OEM 製造、あるいは直接図面を送ってお見積り。
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