3ピースのフランジ形ボールバルブは、二つの利点を併せ持ちます。フランジ端は口径の大きな配管で据付と取り外しがしやすく、3ピースのボディは中央部を抜いてシートを交換できるので、フランジを配管から切り離す必要がありません。
DN65 を超える場合、あるいはバルブが高所や配管ラックの密集部にある場合、フランジ弁を丸ごと外すのは手間もリスクも小さくありません。3ピースなら整備の範囲が中央部だけで済みます。
端部は ANSI B16.5(米国規格)または DIN 2501(欧州規格)で製作します。両者はボルト穴数、ボルト円直径、厚さが異なり、互換性はありません。お引き合いの際は、どちらの規格か、および対応する圧力クラスを必ずご指定ください。
150 LB は ASME の圧力クラスの記号であって、圧力の値そのものではありません。ASME B16.34 によれば CF8M(Group 2.2)の Class 150 定格は 100°F で 275 psi、温度が上がるにつれて下がります。PN16 はメートル法の 16 bar クラスです。
本体は CF8M(AISI 316、EN 1.4408)と CF8(AISI 304、EN 1.4308)から選べます。ASTM A351 では CF8M にモリブデン 2.0〜3.0%、CF8 には 0.50% の上限が定められています。このモリブデンが塩化物による孔食への強さを決めます。塩素、グリコール、化学薬品を扱う環境では CF8M を指定し、一般の水系統であれば CF8 で十分です。見た目は同じなので、分光分析で確認してください。
3ピースのフランジ弁は2ピースより高価ですが、それだけの価値はありますか。整備の頻度と取り外しの難しさ次第です。手の届きにくい場所にある、あるいはシートが消耗品として定期交換の対象になる場合、3ピースで節約できる工数は価格差を上回ることがほとんどです。開閉頻度が低く丸ごと交換で足りるなら、2ピースのほうが経済的です。
ANSI B16.5 と DIN 2501 は混在させられますか。できません。ボルト穴数、ボルト円直径、フランジ厚さが異なるため、無理に組み合わせるとシール面が合わない、ボルト穴がずれる、といったことになります。お引き合いの際にどちらの規格かをご指定ください。
150 LB は圧力でいうといくつですか。150 LB は ASME の圧力クラスの記号です。ASME B16.34 では CF8M の 100°F における定格が 275 psi で、温度が上がると下がります。実際の許容圧力は、その材質の圧力—温度曲線でご確認ください。
OEM と特注について このページに載せているのは標準品の仕様です。OEM やプライベートラベルの案件では、この範囲を超えることがよくあります。ステンレスボールバルブの OEM 製造のページに生産能力、検査、認証をまとめています。あるいは図面を送ってお見積り。
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